住民/阿波地区の○○といいます。
いとうさんがおっしゃられるように、自然エネルギーは私たちも私も、決して反対ではないんです。最初、風力発電が青山高原に来たときは、むしろほんとに原子力に代わる代替エネルギーということでずっと喜んだんですけれども、私たちはその自然エネルギーをみて反対するのでもなければ、そして、そういうこと言っているわけではなくて、人の命にかかわる所から離して下さいということをお願いしているんです。人の健康にかかわる所から離して下さいと言っているんです。それだけです。私がいいたいのはそれだけです。
これから子供さんたちも、ましてや都会から実家へ帰ってきたい、コロナショックの後で都会から実家の方へ帰ってきたい若い人たちがたくさんいる、小さい子供さんたちもかかえている。若い人たちがどんどん帰ってこようとしているんです。そういった人たちがたくさん、話を聞いているんです。
そういう人たちに、皆さん、ネットで世界の低周波の影響ってのを見ておられますか。あれは嘘だと思われますか。それをみて、本当に、そんなことない、国の基準にのっとっているからそんなことはない、ってほんとに言われますか。今までの既存の風力発電で、どなたも身体に不調をうったえた方はいませんでしたか? 不調を訴えた方はおられませんでしたか?
シーテック伊藤部長/すべて私も鵜呑みにしているわけではないんですが、今はインターネットの世界です。で、SNSとかインターネットにいろんなことが書いてあります。災害が起きた時に、要は虚偽のものを載っけたりとかいろんなものもあります。どれが本当に正解で、どれが偽の情報なのかというのは、やはり読んだ人がどう判断するかというふうになっています。日本は、とりあえずですね、法治国家になっています。法律に基づいて、になっています。
私共としては、インターネットを探すと、いろんなものが出ています。例えば風車に対しては問題があるというのも、書いてあるのは承知をしております。そこの中でも、例えばそれについて否定をしている、こういうものもあります。それはネットをみていただくと、フィンランドだと思いますけれども、そこらへんが書いてあったりします。
じゃあ我々は何を頼りにするかというと、基本的には、経済産業省、環境省、国土交通省、そういった国、国もいろいろ議論はされていますけれども、我々としてはやはり国が定めたガイドラインだとか、国が言っているものを、やはりそれを準拠しなければならないと思っています。海外がなんか言っているからといって、海外の法律を持ってきて、日本に当てはめるといってもそれはおかしい話になるので、今の段階で確かにいろんなことを言われていますけれども、一番最新の中では、平成元年(たぶん令和の間違い)、去年の12月26日に、経産省と国交省と、それから県とか農水省だとかそういったものが開いたシンポジウムがあります。そこの中で日本大学の町田教授という方の先生が言われています。日本大学の町田先生が言っているということは、そこはやはり経産省とか国交省とか農水省とか、そういったところが主催をしている中で言われているということは、基本的には、国としての方針としてはたぶんそういうことなんだろうなと。それは、今ずっと言っても長くなるのでインターネットで探してもらうと、第2回秋田能代、三種町及び男鹿市沖における協議会というものを、去年の12月26日にやっていまして、そこの中で日本大学の町田信夫さんという方、教授がですね、秋田県の再エネ海域利用法に基づく協議会というもので講演をされています。そこの中に、風車騒音の人体影響について、というのが記載をされていますので、それを読んでいただければいいかなというふうに思います。
小川/質問の答えじゃないですよね。質問は、「今まで一人も不調を訴えられた方はないんですか?」と聞かれたのに、なんでそんなややこしい答えになるんですか。「あります」「ありません」ですみませんか?
シーテック伊藤部長/ごめんなさい、私どもが日本全国の中で、実際にそれが、因果関係が、そのようにあったかどうかというのは知り得ないです。
小川/上阿波の人が訴えてますよね?訴えた結果、窓付けましたよね?クーラー付けましたよね?エアコン付けましたよね?それって、知らないんですか?じゃあ、なんで付けたんですか?おかしくないですか?上阿波の人が前に建てた、笠取ので、不調を訴えられて、家の中で閉じこもれるように、窓を開けずに済むように、窓を二重サッシにしたんですよね?シーテックさんが。
シーテック/はい、しています。
小川/それ、どうして「全国の‥」って。今、阿波の話でも、聞こえているんですけど。エアコン、なんで付けられたんですか?不調を訴えられたから付けられたんですよね。認めたんですよね?もう、この人に答えてもらうのやめてもらえませんか、シーテックさん。
住民/伊藤さん、嘘やで。
住民/何一つ信用できないですよ。
小川/どういう説明会なんですか、嘘を言うって。
シーテック伊藤部長/すみません、嘘をついているわけではなくて、私がちょっと、余分なことを、日本全国といったのは申し訳ないです。それはちょっと表現が悪かったかもしれません。笠取で、上阿波一区に対して4軒の方から、お申し出があったということで対処をさせていただいたというのはございます。
小川/今言われたことの確認です。つまり、上阿波のしんどいとなっているのはどこの風車でしたっけ。
住民/ウインド笠取。
小川/笠取を建てるときも、このような冊子(環境影響評価準備書のこと)をつくられて、こういう説明会をされて、「問題がないと思われる」と言われたんですよね?だから建てられたんですよね?
シーテック伊藤部長/申し訳ないです、その時はたぶんこういった冊子はなかったと思います。こういった書類はあったかと。
小川/こういうのすらなかった。
シーテック伊藤部長/その頃はなかったと思います。その頃、私担当していなかったので、ごめんなさい。
小川/でもね、いちおう問題がないと思われるということを踏まえたうえで建てられたんじゃないんですか?問題があるというところでは建てないですよね。建てたうえで4名の方が。安全なところに建てて来はったんですよね?もちろん。だって、「安全性が第一で、安全性が不可能なところには建てない」といわれましたよね、先ほど回答で。
住民/これからも一緒じゃないですか。繰り返しですよ。
小川/同じっていうことですよね。
住民/学んでくださいよ。
小川/窓付けてくれて、エアコン付けてくれるんですか。いらないですよ、窓開放して、すごい大自然の中で暮らしているんです。畑もしてるんです、散歩もしているんです。家の中で入って、騒音が耳に聞こえるのが嫌ということだけですか? めまいとかはどうやって取ってくれるんですか? 睡眠障害どうやって取ってくれるんですか? それに対する対応とかはどうなるんですか?
住民/守って下さい。
シーテック伊藤部長/それはその時に発生したときにですね。
小川/発生してから?
住民/発生してからでは遅いでしょ。
シーテック伊藤部長/だから仮定の話というのはやはりできない。
小川/では、発生したときにどういう責任をとるかというのは言えますよね。
シーテック伊藤部長/その時に、どういう因果関係があって、どのようなことをすべきかということをきちっとお話合いをさせていただきます。
小川/そのお話合いはいつするんですか。
シーテック伊藤部長/それはそういった事象が発生した時。
住民/それでは遅いでしょ。
小川/そういう事象、全国世界中で事象があがっているから心配しているのに、なってからどうやってお話合いを個々に、って。いっぱい発生しているじゃないですか。いっぱい発生してたら、個々に何を対応するかっていうのを、例えばめまいって、いっぱい出てますけど、どういう対応の仕方を今までしてきたか、という例を言って下さい。睡眠障害に対してはどういう対応してきたか言って下さい。やめるのが一番でしょう。壊すんですか?一人でも出たら。壊してくれるんですか?撤去してくれるんですか?それ位の配慮して、安全なところに、建ててきはったんですよね?もちろん。だって「安全性が第一で、安全性が不可能なところには建てない」といわれましたよね。先ほど回答で。ということは、安全性が確実に確保されるところで今まで建ててきたから、そういう事例はないはずなんですよ。すごいたくさん建ててはりますよね。調査して全部言って大丈夫ですか。
住民/もう理論が破綻しているじゃないですか。
住民/事業だけ終わったら、名古屋帰って涼しい顔しとるんさ。
小川/どうして苦しんでいる人たちがいるのにまだ建てられるんですか?撤去する作業をさっさとしたらどうなんですか。