城下町を守るために配置された7つの寺院がある通りです。白壁が続く閑静な界隈をぶらりと歩けば、数々の歴史の面影を辿ることができます。
※通りは生活道路ですので車の通行があります。ご注意ください。
[交 通] 伊賀鉄道「広小路駅」より徒歩3分(上行寺)
伊賀鉄道「茅町駅」より徒歩5分(大超寺)
上行寺
藤堂家の伊賀の菩提寺で津藤堂藩藩主の墓碑が立ち並んでいます。
妙昌寺
鬼子母神堂があります。
妙典寺
寺町にある寺院唯一の赤門で地域の方々には「赤門さん」と呼ばれています。
[Web] 本門佛立衆 妙典寺
善福院
天和2年(1682年)に三十三体の観音様が奉納され、諸寺に分け与え巡礼の信仰仏となり伊賀国巡礼の始まりとなったと伝えられています。
萬福寺
伊賀越仇討で知られる河合又五郎が弔われています。
[Web] 上野山 無量寿院 萬福寺
念佛寺
重要文化財に指定されている本尊阿弥陀如来坐像があります。また本堂裏手には見事な枝垂れ桜の老木があります。
[Web] 光明山 攝取院 念佛寺
大超寺
藤堂玄蕃公の霊を弔う名刹で「大津事件の巡査 津田三蔵」の墓や「明治~昭和前期の実業家で上野町長 田中善助」の墓もあります。
[Web]仏生山 大超寺
*2:史跡 旧崇広堂
国指定史跡文化財
旧崇広堂は、文政4(1821)年伊勢津藩大10代藩主藤堂高兌(たかさわ)が伊賀、大和、山城に住む子弟を教育するため、津の藩校・有造館の支校として建てられたものです。講堂を借りることも出来ます。(詳細は→コチラ)
[住 所] 伊賀市上野丸之内78-1
[電 話] 0595-24-6090
[開館時間] 9:00〜16:30
[休館日] 祝日を除く火曜日、12月29日〜1月3日
[入館料] 一般:300円(20名以上の団体:200円)
小学生以上 高校生以下:100円(20名以上の団体:60円)
[障がい者割引入場料] 無料
嘉永7年(1854)に発生した安政の伊賀上野地震で、講堂を除く建物の大半が倒壊しましたが、その後復興されました。現存する絵図によると東に文教場、西に武道場があり、間は溝で仕切られていました。現在は文教場部分が残り、弁柄塗の赤門と呼ばれる表門、藩主が出入する御成門、有垣寮、玄関・講堂・北控所・台所、書物蔵などが現存している藩校としては近畿・東海地方においてはここしか見ることができません。また講堂正面には米沢藩藩主「上杉鷹山(ようざん)」筆の扁額が掲げられている。
現在は、補修工事などを経て、様々な文化啓発活動の場として市民に親しまれています。当時の資料が閲覧できる展示館も併設されていて、100年余前の人々の学びの精神に触れることもできます。明治以降は様々な教育施設として使用され、昭和58年まで上野市立図書館として使用されていました。
梅やさくら、あじさいやサルスベリ、金木犀、紅葉など四季折々の花も楽しめます。