このページでは
市、県、国に向けて送っていただいた
みなさんの意見書を掲載しています
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奈良市 M
私は三重県伊賀市出身のMと申します。
この度、株式会社シーテックによる「(仮称)ウインドパーク布引北風力発電事業」に対し意見書を送らせていただきます。
各地では、風力発電事業によって、健康被害・住所侵害・地域の人間関係の崩壊・土砂災害・環境破壊、という被害によって多くの住民の方々が苦しんでいます。
私は、このまま当事業が進み風車が建設されることで、私たちの地域に起きるであろう被害に、深く危機感と恐怖を感じています。
行政の皆さまに、当事業を見直し、これ以上布引山地に風車を建てないことによって、住民の尊い暮らしの安心安全を守っていただけますようお願いいたします。
つきまして、「(仮称)ウインドパーク布引北風力発電事業」の計画中止を要望いたします。
以下、これに至る経緯と、その理由になります。
【事業内容と経緯】
(株)シーテックによる三重県布引山地に、現在28基の2300kw風車を建設する計画。
3年前の計画当初は40基の建設予定でしたが、土砂災害、騒音被害を考慮し、亀山市加太地区での建設が中止となった。
事業者は伊賀市阿波地区への住民説明会を、3年間で2回開催したが、告知方法が新聞広告の小さな記事と回覧板(最終説明会においては回覧板のみ)だったため、多くの住民に知れ渡らなかった。
そして既に事業者が民間からの意見書募集を締め切ったため、遅れて知った阿波地区の住民の意見を聞き取れていない現状。
私や阿波地区の住民の方は、事業者と意見をすり合わせるなど、当事者であるにも関わらず深く関与できず、疎外感を感じている。
【風力発電計画の中止を求める理由】
●風車近隣の健康被害
(1)世界27カ国(デンマーク、ドイツ、フランス、スペイン、イギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、台湾、日本など)で、風力発電機器からの同じような距離の住民が健康被害を訴えている。
症状は、騒音・低周波・超低周波音による、睡眠障害・めまい・耳鳴り・頭痛・吐き気・自律神経失調症など、ほぼ同じ症状である。
臨床名は、振動音響病(VDA)、ウインド・タービン・シンドローム(風車病)、低周波音症候群。
(2)海外では、ニーナ・ピアポント、バーバラ・フレイ、ピーター・パッデンらによって健康被害が調査報告されている。
その中で、当事業の布引山地の建設環境と照らし合う事例としては、エリック・ローゼンブルームによる調査がある。山岳地方や比較的静かな農村地域では風車から約4.8kmまで住民の健康へ影響が及ぶと報告している。
アマンダ・ハリーは、イギリスでも風車から1.6km先で被害が出ていると報告している。
また、カナダのマクマートリイとクログは風車から10km未満の住民について調査した。住民が10kmより離れた場合に症状が改善し、再び10km範囲内に戻った場合に症状が再発すると報告している。
(3)国内では、三重県伊賀市、静岡県の東伊豆と南伊豆町、愛知県の田原氏と豊橋市、長崎県宇久島などで健康被害が出ている。
実際に三重県伊賀市集落の上阿波汁付(風車から1.73km)では、住民全員(8件の夫婦16人)に睡眠障害などの症状が生じた。今までの住みよい生活が奪われた。
(4)当事業計画では、風車からの一番近くの住居が850mの距離にあり、似た状況での被害の実例がある。
和歌山県有田川ウインドファームで同じく風車から850mの距離に住む住民ご夫妻は、夫妻ともに睡眠障害の症状が現れた。彼らは、農作業のため日中は自宅で過ごし、夜間は遠く離れた場所に避難生活をすることを余儀なくされた。
静岡県のCEF伊豆熱川ウィンドファームで、風車から1000m以内の約80%の住民に、昼夜問わずイライラ、不眠、吐き気、頭痛、鼻血、肩こり、血圧上昇などの心理的生理的被害が認められている。
(5)環境省総会環境政策局(2011)の「風力発電実地に関わる環境影響評価の基本的考え方に関する検討会」の第3回の資料によると、苦情が2.5kmの距離まで認められたと調査結果に記されている。
武田恵世氏が環境省に確認すると、六十数ヶ所以上で苦情が届けられていると認められた。
●住居を奪われる被害
(1)事業者が、住民の健康被害と風力発電機との因果関係を認めず、各地で稼働を続けている。住民が自らの健康を守るためには、住み慣れた土地と家を離れ、転居するしかない。
(2)オーストラリアのウォータールーという街では、平地に建つ風車から3km圏の地域がゴーストタウン化した。
●地域住民の人間関係の崩壊
各地でデメリットを意識しない市町村と地区長の合意の下、事業者の条件を飲み込んで建設が進行してしまう事例が多くみられる。健康被害が生じた場合、地区内の人間関係の摩擦により、被害者が自身の風車病の症状について自由に発言できなくなる構図が認められている。風力発電事業による住民同士の人間関係の崩壊は明らかな社会問題といえる。
●土砂崩れの実態と危険性、景観破壊
(1)伊賀市青山のウインドパーク笠取では各地で土砂崩れや泥水が多発している。(株)シーテックは土砂の撤去を諦め、道が10年間片側通行になり、市道も通行止になっている。砂防ダムもほぼ埋まっている現状。事業者が今後も放置し、事業終了後復旧不十分なまま地主に返されると、地主の自己責任になり、復旧工事には億単位の費用がかかることもあるという。地元住民は将来大変な負担を強いられることになりかねない。
(2)同地域の地質をボーリング調査したところ、岩盤地質の上に30m岩くずの塊が重なっていて非常に崩れやすいと判明。これまで風車建設による取り付け道路や平地やのり面が崩壊している。このことから土砂災害の広がりは当然起こり得ると考えられる。
(3)風車建設工事では山の麓から山頂まで道幅5メートルの道路工事が必要となる。山の上部は道がなく、風車の数の分、山肌が筋状に裸にされる。加えて、大きな羽や十メートルほどの長さに分解された巨大な柱などの資材置き場、作業スペースが作られる。その工事により土砂崩れの危険な場所が増え、山の景観も損なわれる。
●獣害の増加の危険
騒音により鹿、猪が里へ降りてゆき激増している。新たな風車建設によって、獣害増加が危ぶまれる。
【国民と行政の責任と権利】
国の定めたFIT法、再エネルギー促進賦課金により、過剰な再エネルギー発電事業の開発を事業者に促す結果となり、各地の問題が発生しています。残念ながら、行政の運営方法により、この事態が引き起こされているといえます。事業者と民間の間の摩擦の解消解決に至るためには、行政の力が必要と考え至りました。
行政の皆さまには、この事実を知っていただいたた上で、改めてこの事業の是非を検討し直していただけないでしょうか。
また、私たち国民は再エネルギー促進賦課金を徴収され納めています。私はこのことを今回初めて知り、私自身が再エネルギー発電事業による各地の住民の皆さまへの被害を助長し、その犠牲の上に生活をしていたと知り、深く胸を痛めております。
国民が等しく自由に幸福を求めることができ、健康で文化的な生活を営めるために、行政、事業者、の三者で公平に協議する機会を求めます。
「憲法第三章国民の権利及び義務」に添い、一国民としての役割を果たすために上記を意見として提出させていただきます。
憲法の該当する箇所を、確認のため記しておきます。
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日本国憲法
第一二条 この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない。又、国民はこれを濫用してはならないのであって、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負う。
第十三条 すべての国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追及に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。
第二十五条 すべての国民は、健康で文化的な最低限の生活を営む権利を有する。
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以上になります。
最後に、
(株)シーテックの皆様も、大切なご家族や暮らしがあると思います。私は事業者さまの仕事が人を傷つけるものではなく、人に喜ばれるものであり、住民の方々に応援されて進めれたらどんなに良いかと思います。
また、行政の皆さまも同じように、日本で暮らすお一人お一人が最低限の生活水準を保ち、幸せに生きれる社会づくりを目指してくださっていると思っています。
この事業の計画当初は、環境にも人にも優しいという開発計画として進められていたと思います。
しかし、紙面上での計画ではうまく見えたものも、実際に行った際に予想していなかった事態が起きることは、当然起こり得ることです。事実、上記に記載致しました実例から、当事業の新たな風車建設によって、確実に地域住民が被害を被ることは免れません。
阿波地区は山や川などの自然環境が豊かで、阿波地区在住の友人は丁寧に地域と関わり、家族仲間と仲良く、家や庭を整え愛でて暮らされています。私はその姿に、人が生きる豊かさを感じています。そんな尊い人々の暮らしを、侵されてはなりません。
私はこの大好きな地元の風景を守ることを、切実に求めます。
事業者さまにとって、そのような事実は望まれておらず、耳を防ぎたいほど辛いのでは、と思います。
誰か特定の人が加害者、被害者というわけではありません。誰しもがこれまでの社会システムや開発によって、被害を受けられた方の上に生きてしまっている当事者です。このような事態を招いた、FIT法、再エネルギー促進賦課金の社会システムや、私自身や、一人一人の国民の生き方を根本から見直すべきとも痛切に感じています。
この犠牲になられた方々から学んだ教訓は、どうしても活かさなくてなりません。
言い換えれば、より良い社会をつくるチャンスとも言えます。
今回の機会によって、民間、合成、事業者のそれぞれの立場から、三者一体にして、どんなエネルギー発電が本当は良いのか?それぞれの立場の人が安心して生きれる社会とはどういうものなのか?と、本音で話し合い始めることができつつあります。
そこから、本当に人が豊かに生きれる社会づくりができます。むしろそこからしか、あらゆる人や生き物にとってのより良い社会づくりを始めれないのではないでしょうか。
そこには、もちろん民間だけではなく、事業者の皆さま、行政の皆さまの幸せも含ませています。
例えば、アメリカの電気技師・発明家のニコラ・テスラは、1901年に空気中から電気を発電させるフリーエネルギーを生み出していたと言われています。もし、従来の発電方法よりも環境負担が少なく、命あるものの健康を維持できるエネルギー発電が生み出されたならば、それは本当に素晴らしいことです。そのような可能性を探ることはできないのでしょうか?
それぞれに力を合わせれば、環境や人や生き物に優しい循環型社地域社会ができれば、その輪を広げて世界に尊敬されモデルとなれる日本を作れるのではないでしょうか。
私も是非、力となりたいです。しかし、私一個人の力だけでは到底及ぶことができません。そこへ到るには、行政の皆さま、事業者の皆様の知恵とお力が必要です。どうぞお力添えいただけますと幸いです。
まずその第一歩としまして、自らの立場を明らかにするところから始めさせていただきます。
つきまして、「(仮称)ウインドパーク布引北風力発電事業」の中止を要望いたします。
民間、行政、事業者の三者で協力し、お互いに歓びあえる関係の中、誰もが住み良い世の中へ向かえますよう願っております。
長文駄文失礼いたしました。
読んでいただき、本当にありがとうございました。
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巨大風車が、民家や多くの人が利用する温泉の近くで建つ計画が進んでいると知りました。
私は、大阪府枚方市の住民で、伊賀の白樫で畑をしています。もし、この近くで巨大風車が何基も建つと考えれば、他人事とは思えません。風車が回ると、周辺の地面が振動すると聞いたことがあります。健康被害は、免れません。
三重県は、大阪に比べれば、まだまだ自然いっぱい、民家も少ないです、もっと人里離れた場所を探すことは、そんなに難しい問題ではないと思います。
3年前から計画が進められているとのことですが、初期の段階から周辺住民に説明会を何度も重ねるべきだと思います。
建設が開始される前に、是非に再検討されることを望みます。
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伊賀市 Mさん
伊賀市に新たに風力発電事業の計画があることを知りました。
ですが、事業者であるシーテックの説明も十分ではなく、知らないうちにどんどん計画が進んでいることに恐さを感じます。
風力発電は多くの人に関わる事業のため、伊賀市からの説明を希望します。事業の形態によって伊賀市からの説明は必要ないのかもしれないですが、伊賀市に住んでいる住民が関わっています。住民のことを考えるならば、風力発電の事業計画の情報を発信していただけることを希望します。
伊賀市の広報などでこの事業のことを発信される予定はありますか?
また、風力発電による建設で木々は伐採され、そこに住んでいる野生生物の住み家も奪われます。
風力発電による人間への健康被害もあるそうです。
なぜ電力が不足になっていないのに、自然環境や住民への健康被害のリスクをおかしてまで風力発電を建設する必要があるのでしょうか。
また、阿波地区には豊かな自然環境があります。今の世代だけてはなく、子どもたち、これから世代のためにも豊かな自然環境を残していけるように、環境を大切にしていくことも大切だと考えます。
以上の理由から、私は、風力発電の建設計画事業の見直しを希望します。
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伊賀市 Tさん
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亀山市 Mさん
民間事業はこれほどまでに利益優先で一方的なものなのでしょうか。これまで、公害として習ってきたことが現在もまだ何も変わっていないことを実感しました。
風力発電の健康被害は明らかです。企業(シーテック)は意見を締め切ったので、もう行政にお願いするより他に術がないと思い、意見書を書きました。
亀山市での建設はなくなりましたが、住宅や保育園、小学校のすぐ近くです。どうか、私たち一人一人のいのちと健康で穏やかな生活を守ってください。子どものいのちと未来を守ってください。どうか、よろしくお願いします。
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伊賀市 Hさん
今日の新聞の折り込みに、故郷の未来が脅かされるという広告が入っており、初めて聞いて見た内容に絶句しました。
私は今、伊賀市内には住んでいるものの、自分の故郷でこのような大きな事業が進んでいて、同級生や先輩方が、この事業を必死で食い止めようと活動していると知り、自分も何かしら役に立てないだろうかと考えました。
この先、健康被害で苦しんだり、土砂災害で大変な事が起こったり、地域に住む友達やその家族、親族の事を思うとひとごとではありません。
人間の自然破壊により被害を被るのは、自然に生きる人間と動植物たちです。
一部の人の利益のために、住民の理解無しに強引に事業を進めることは、この地域に脈々と受け継がれそれをまた続けていこうとしている方々の権利に反するものです。
事業者や行政の方には、ご自身の故郷ならどう思うか、是非考えていただきたいと思います。
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甲賀市 Aさん
今回、(株)シーテックによる、ウインドパーク布引北風力発電事業に対し、意見書を送らせてもらいました。
三重県の津市、伊賀市、亀山市にまたがる布引の山に、28基もの風力発電機を建設しようとしているこの計画に、大きな疑問と不安があります。
しかも、その計画を地域住民の方々は、認知されている人が少なく、事業者のやっつけ仕事のように推し進められようとしています。
私は津市と亀山市の説明会に行き、風力発電に関する話を聞きました。その際に、シーテック側の誤魔化しと思える対応、やり過ごしの様な感覚を、この事業に抱えていた懸念は払拭できないものでした。
今まさに風力発電は、時代遅れのエネルギー産業であり、公害を生じる開発事業である。
そう私は考えざるを得ないと思います。
※以下の理由により、私はウインドパーク布引北風力発電事業の中止を強く要望いたします。
①地元住民の合意なしでは、事業を進めてはいけない。
②企業側の利益目的のための建設であり、環境破壊や人体被害を軽視されている。
③国内外において風力発電事業による頭痛、めまい、睡眠障害、自律神経失調症の被害例があり、シーテックの環境影響評価準備書のデータでは、実際に建設されれば被害者がでるのは確実である。
④現在、伊賀市の青山高原で稼働していない風車があるにも関わらず、新たに風車を建てる必要性がない。
⑤青山高原の風力発電で、過去に体調不良の被害にあわれた方がおり、今まで暮らされていた方々の住みよい生活を奪われた。これがまた繰り返される事があってはならない。
⑥青山高原による、風力発電機の建設地では数多く土砂崩れがあり、復旧作業もずさんである。
⑦なによりも今、三重に存在する自然を守り、未来のこどもたちへ美しい山々の景色や、美味しい水を、これこそが受け継がれていくべき財産である。
これらは風力発電事業において避けて通れない道であると考えます。ご検討いただきますようよろしくお願いします。