電車に乗って、伊賀の里・島ヶ原にやってきました。
島ヶ原の見どころ・体験どころ情報満載です♪
ムービーでお楽しみいただけます
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コースのご紹介
JR関西本線 島ケ原駅に到着!
駅前の看板、たくさん書いてあってどこに行こうか悩む~
とりあえず、駅前で地図をもらいました。
地元の方に案内していただき、峰の六地蔵麿崖仏へ。
え?こんなとこ行くの?
穏やかな表情のお地蔵様が並んでいらっしゃいました。
道がわかりにくいので、事前に伊賀上野観光協会へお問合せ下さい。
都合があえば地元の案内ボランティアの方を紹介していただけます。
▶伊賀上野観光協会
次は伊賀焼の普門窯を訪ねました。登り窯を見せていただき、陶芸の道具や土のお話を伺いました。
併設のギャラリーで作品を購入することもできます。
▶普門窯
大和街道・島ケ原宿の旧本陣を見学しました。
本陣は昔、高位の方が泊まられる宿だったそうです。置いてあるものも見たことがないもので興味津々!
旧本陣は観光施設ではなく個人のお宅です。
見学を希望される場合は、必ず事前に伊賀上野観光協会にお問い合わせ下さい。
▶旧本陣(末尾*1参照)
▶伊賀上野観光協会(TEL:0595-26-7788)
次は自然に囲まれた行者堂へ
大きな自然石の岩屋の中に役行者(えんのぎょうじゃ)像が祀られていました。
▶行者堂
お昼ご飯は、駅前にある島ケ原おかみさんの会の夢の道で。
おふくろの味満載の「おかみさん御膳」をいただきました。(2020年6月に閉店)
まちづくりで全国的に活躍しているstudioLの事務所が島ケ原駅の近くに出来たと聞いて‥オシャレな事務所を外から見学〜♪
※StudioLの事務所は県外に移転しました。
穂積製材所プロジェクト(通称;ホヅプロ)の「寝床プロジェクト」で製作されたユニークな作品を見学。
こちらの作品はいつでも見学可能です。
オーダーメイド家具工房TICKLE27でプチ木工体験。
調味料BOXと小鳥の万華鏡を作りました!
▶TICKLE27 (伊賀市長田へ移転されました)
次は観菩提寺正月堂へお参りしました。
楼門・本堂・三十三年に一度しかご開帳されない本尊十一面観音は国の重要文化財に指定されているそうです。
▶正月堂(末尾*2参照)
※観菩提寺正月堂では毎年2月11日、12日に修正会が行われます。
正月堂の近くにあるはさめず醤油の醸造蔵へ。こちらは麹室だそう。
キリン式しぼり機、100年の歴史をもつ杉の樽など、醤油の醸造過程を説明していただきながら見学しました。見学希望の場合は事前申し込みが必要です。
ご飯のおかずになるほどうまいけど箸ではさめないことから「はさめず」醤油となったとか、お土産に買って帰りました。
▶はさめず醤油
たくさんめぐったところで、最後は島ケ原温泉やぶっちゃの湯で極楽タイム~♪
島ケ原駅前から送迎バスもあります。
▶やぶっちゃの湯
<参考資料>
*1:旧本陣
東海道関宿の西の追分から伊賀を通り、松原(現東大阪市)にいたる道は、加太越奈良道(大和街道)と呼ばれ、当時重要な街道として賑わい、幕末動乱に伴う人馬の往復の際は、かなりの人数が宿泊をしたそうです。
[住 所]伊賀市島ヶ原(町区) 町集議所の近く
本陣とは江戸時代以降の宿場の事で、大名や旗本、幕末役人、勅使などの宿泊所として指定された家の事です。原則として一般の者を泊める事は許されていませんでした。
この旧本陣は寛文2年(1662)から寛政5年(1792)の間、松平斐守(柳沢吉里大和郡山藩主)をはじめとする数多くの大名たちが宿泊、休憩しました。現在は個人の住宅となっていますが、最も格式の高い部屋だった上段の間や、狩野派の屏風絵、山岡鉄舟筆の襖絵、諸大名の宿札などが当時のまま大切に保存されており、伊賀、大和、山城への従来の要衝であったことをうかがわせる資料が多く残っています。
高位な人達が使用した本陣は、ここが大和街道の宿場町であったことを今に伝えています。
*2:観菩提寺 正月堂
毎年2月11日・12日に行われる「修正会」が有名な正月堂。
「正月堂古記」によると開基は奈良時代の聖武天皇の天平年間。東大寺の良弁僧正の高弟である実忠和尚と伝えられています。
[住 所] 伊賀市島ヶ原中村内立場1349
[電 話] 社務所:☎0595-59-3080
[御朱印] あり → 伊賀忍者回廊第26番
楼門 附棟札(ろうもん つけたりむなふだ)
室町初期の和様と唐様が混在した建築です。
外側左右に室町時代の作といわれる木造の阿像・吽像2躯の金剛力士像、その裏に平安時代後期の作といわれる木造の多聞天と広目天が安置。国の指定重要文化財となっています。
正月堂(本堂)
室町時代初期の建築です。
本堂奥には、本尊の木造十一面観音立像が、その脇仏として梵天・帝釈天像があり、他にも聖観音立像1躯、十一面観音立像が3躯が安置されています。
中世後期の伽藍配置図「観菩提寺古絵図」には、現存する本堂や楼門の他にも多数の堂宇が描かれていますが、運よく難を逃れた本堂と楼門以外の多くの伽藍は、天正の乱の折り織田信長の軍勢の焼き討ちで焼失してしまいました。楼門と共に国の指定重要文化財となっています。
木造十一面観音立像
平安初期の作。観菩提寺正月堂の本尊で、33年に一度御開帳される秘仏。
像高177㎝、十一面観音としては珍しい6臂で、裳が二段に折れ返り、その上に2段に天衣をつけ、両足首に飾りをつけている点など類例がない珍しい仏像です。楼門・本堂と共に国の指定重要文化財となっています。 最近では平成27(2015)年に開帳が行われました。
三重県指定無形民俗文化財
遠い昔から伊賀路に春を呼ぶ行事として親しまれてきた正月堂修正会(しゅしょうえ)。天平勝宝4年(752)の創始以来、1260年以上の歴史を持つ正月堂修正会は、奈良東大寺二月堂のお水取りに先駆けて厳修される厄除け大餅会(だいひょうえ)式です。大餅会式という庶民的な行事と、達陀をはじめとする厳粛な儀式が合わさったユニークなもの、五穀豊穣と除厄を祈り、島ヶ原では「せきのと」と呼ばれて親しまれています。昭和29年に三重県の無形民俗文化財に指定されました。
[日 時]2024年2月11日(日)・12日(月・祝)
[場 所]観菩提寺 正月堂(伊賀市島ヶ原1349)
[問合せ]観菩提寺 正月堂 社務所
TEL:0595-59-3080
2月11日
14時頃 こども節句之頭やぶっちゃによるこども練り込みが行われます。
本堂に入り、節句盛が奉納されるとみなで祝唄(数え歌)を歌います。
本堂の外では福を授かろうと餅まきを待つ人がたくさんいらっしゃいます。
福餅が子供節句之頭やぶっちゃのこどもたちから撒かれます。
※年によっては餅まきと子ども練りこみの順番が前後することもあります。
『大餅練り込み』では、元頭村、西方、聖風講、白黄会、中矢方、蜜の木講の六つの頭屋が「エトウ-エトウ-」という勇ましい掛け声とともにぶつかり合い、シュロや野菜などで作った鬼頭、5枚の大餅や餅の成り花等、数々の珍奇な供え物を掲げながら次々と威勢よく堂内に入り宝前に供えるという勇ましい姿が見られます。
納め終えると、手拍子・足拍子をしながら「えべっさんという人は、一で俵ふんまえて、二でにっこり笑ろうて、三で酒つくって、四つ世の中良いように、 五ついつものゴウトクに、六つ無病息災に、七つ何事無いように、八つ屋敷広めて、 九つ米蔵(こぐら)を建て並べ、十でとうとう納まった」 とお祝いの数え歌(祝歌・ほぎうた)を一同で歌って納めます。
島ヶ原風おこし協議会による「福餅まき」では、ホラ貝の音が境内に鳴り響き、その時の年男・年女が「福餅」をまくと、境内の参拝客や見物人も一緒に賑わいをみせます。
2月12日
13時より正月堂の堂内では密教儀式の「おこない」(御行結願法要)が行われます。
読経や護摩祈とうなどが行われます。
練行衆が本尊厨子の周囲を廻りながら牛玉(ごほう)杖で乱打する「ほそのき驚覚法」、や「五体投地」が行われます。
堂内に水をまき浄化する「水天」
燃える大松を振りかざし、厄などを焼き払う「火天」
火天・水天が大導師の「ランジョー」の声、乱声方の鉦、太鼓、ほら貝、拍子木の大音響の中、火と水を振りかざし羽のない下駄を踏み鳴らし荒々しく交錯する「達陀の行法」は豪快そのものです。これら「おこない」の行事は三重県内に残る数少ない伝統行事です。
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