2025.01.15 Wednesday

青山の里をめぐる

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伊賀の里、青山にある酒造元「若戎」の初しぼりが出たと聞いて、
一泊二日でお出かけ。紅葉を楽しみながらのドライブ旅行です。

 

ムービーでお楽しみいただけます

 

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コースのご紹介

 

まちかど博物館にもなっている若戎酒造の若戎吟醸館を見学。

 

 

昔の酒造りの道具がたくさん展示されていました。

若戎吟醸館の見学は要予約。(8月12月は休館)

▶若戎吟醸館

 

 

初しぼりが出たしるしの青い杉玉が清々しい。

お隣にある若戎のショップ「若戎酒遊館」で綺麗な透明の枡も一緒に買いました。

▶若戎

 

 

地震の神様をお祀りされている大村神社へ。

 

 

本殿の手すり並んでいるのは‥ ナント!ナマズ様でした。

 

 

大村神社

※大村神社では毎年11月3日に例大祭が行われ、前日には宵宮として境内の各所にて三地区の獅子神楽が奉納されます。また例祭にはなまずの花車が神輿とともにこの地区を練り歩きます。

 

国重要文化財の十一面観音像が祀られている宝厳寺へ。

 

 

宝厳寺の十一面観音像は、よく全国の仏像展にお出かけになるそうです。見学を希望の方は事前にお問い合わせ下さい。
 
▶宝厳寺

 

 

今夜のお宿は自炊なので、Aコープ青山店の生産者直売所「うちらの店」にて
地場野菜をゲット!

 

 

新米の伊賀米も買いました!今日のご飯、楽しみだなぁ。

▶Aコープ青山店

 

青山町駅前にある老舗の和菓子屋さんすりもと菓子舗にも行きました。

 

大村神社ゆかりの 要石まんじゅうと釣鐘最中とコーヒー大福を買いました。
 
 

▶すりもと菓子舗

 

お昼ご飯は諸木地区にある、そば処 空木(うつぎ)さんに行ってきました。

 

 

田舎のおばあちゃん家に来たような感覚のお店で美味しい手打ちそばと天丼のセットをいただきました。
 
▶そば処 空木

 

 

築200年の古民家ふとみさんでお泊まり。

 

 

古民家ふとみさんは一日一組の貸切りの宿です。 囲炉裏がとっても素敵でした。
 
▶古民家ふとみ

 

 

翌朝、宿を出発して種生地区の兼好塚を訪ねました。

 

 

吉田兼好は晩年この種生の地に移り住み、「徒然草」を執筆したと言われています。

兼好塚(末尾*1参照)

 

 

最後に種生神社にお参りして‥大きな大きなイチョウの木が素敵でした。

 

落ち葉の絨毯もとても綺麗でした!

▶種生神社(末尾*2参照)

 ※種生神社では毎年10月の最終土日に秋祭りが行われます。宵宮には獅子神楽や和太鼓などの奉納があり、例祭では御渡り神事が行われます。
<参考資料>
*1:吉田兼好ゆかりの地 兼好塚

伊賀市指定文化財
『徒然草』で知られる兼好法師を祀る草蒿寺跡の「兼好法師遺跡公園」内に
地元の人が誇りとする兼好塚があります。
[住 所]伊賀市種生国見
[備 考]種生神社・常楽寺を右手に見て、細い道を左折。南へ約1キロ(看板あり)駐車場あり
草蒿寺跡には「兼好法師終焉の地」の石碑が建ち、森の奥には「南朝忠臣兼好法師」と刻まれた顕彰碑と、木々に囲まれた塚があります。
遺跡地は東西20m、南北30mの平坦な雑木林で、高さ1.2mの遺跡碑が中央に建てられ、碑の前に土石がすこし高く積み上げられていて、これが兼好の塚と言われてます。

遺跡碑の奥に兼好塚があります

種生の国見山は、『徒然草』の作者として有名な兼好法師が晩年を過ごした地として広く知られています。幼少より和歌や文芸に秀でていた兼好は出家し、兼好法師と名乗って諸国を巡り歩きました。晩年はかねて相愛であった小弁の局の父、橘成忠の招きでこの地に庵を開き、余生を送る傍ら、徒然草を執筆したといいます。

 

また、公園内には松尾芭蕉の高弟・服部土芳が1698年にこの地を訪れた時に詠んだ
《月添いて かなしさこほる 萩すすき》の句碑が建っています。
その奥には梅林がありますが、近年鹿の食害がひどいので柵が設置されています。

元禄期に京都の公卿篠田厚敬がこの地を訪れ、篠田厚敬稿「種生伝」、土佐光成筆「兼好画像」、頓阿・弘融・兼好の和歌色紙などを寄付しましたが、現在は常楽寺に残されています。絹本著色兼好法師画像は三重県の文化財に、兼好塚草嵩寺跡は市の史跡に指定されています。

また塚の近くにある「種生のオオツクバネガシ」は伊賀市指定天然記念物で樹周囲3.5m、樹高20mで枝張りは東西方向に23m、南北方向に21mになり樹齢は不明ですが樹がゴツゴツした質感で樹勢は旺盛です。県下でもまれな樹木でその大きさからも大変貴重な樹木です。

 

*2:種生神社秋祭御渡り

古くから種生神社に伝わる珍しい伝統行事の秋祭り
獅子神楽は江戸中期に敢国神社から伝わったもので、伊賀市の無形民俗文化財に指定されています。

 

種生神社渡御式

獅子神楽:伊賀市指定無形民俗文化財

[日 時]毎年10月最終の土日
[場 所]種生神社(伊賀市種生1278)
[問合せ]博要地区市民センター
     TEL:0595-55-2004
     

種生神社渡御式

御渡りの先頭の獅子神楽

【宵宮祭】

祭典・奉納舞(舞姫・楽人(がくにん))獅子舞(出合・床並獅子神楽保存会)湯神楽・種生音頭・奉納太鼓(青山太鼓保存会)・ふるまい食・祇園ばやし

 

種生神社渡御式

舟型だんじりにて祇園囃子の演奏

 

湯神楽神事はどなたでも参加できます

 

出合・床並獅子神楽保存会による獅子神楽奉納

 

種生神社宵宮

青山太鼓保存会による和太鼓の奉納

 

【例大祭】

種生神社渡御式

種生獅子神楽保存会による獅子神楽奉納

 

種生神社渡御式馬駆け

渡御式の前には馬駆(うまかけ)が行われます。
ふもとから神社に向かって3回駆けあがってきます。

 

種生神社渡御式

渡御式(おわたり)は獅子神楽を先頭に神輿・こたつき(帆を模した旗)・相撲旗・氏子の行列・だんじりが100m先の御旅所まで練り歩きます。鹿島の神が種生の里にお越しになった様子を表現しています。

 

種生神社渡御式

山間部では大変珍しいといわれる「舟形だんじり」をはじめ、「こたつき」などの行列が行われる様は伊賀の珍祭といわれ、毎年たくさんの人が見物に訪れています。

 

 

 

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